釣具屋に行くと、購入予定にない物を購入していることがあります。
釣具屋が魔界と呼ばれる所以です。
そんな魔界で購入してしまっている商品が、メバリングのワーム。
気が付くと、バッグの中が購入したワームの袋で溢れている、なんてこともあります。
そんな時に便利な整理整頓アイテムが、「ワームケース」です。
上手にワームを収納することで、素早いワームローテーションで効率よく釣果UPを狙えます。
自分に合ったワームケースを見つけてメバリングを楽しみましょう。
メバリングワームを袋から出して収納ケースに入れるメリット
収納性
ワームローテーションをする際に、多くの袋の中からお目当てのワームを探すことは、時間のロスとなります。
時合であれば、このロスが釣果に変動を落とす結果に繋がるかもしれません。
ワームケースがあると、一目でお目当てのワームを探すことができ、付け替えもスムーズに行うことができ、釣果が上がりやすくなります。
保管性
使い終わったワームをそのまま袋に収納すると、次回釣行時に溶けていた、なんて事件がたまに起こります。
ワームケースに保管することで、そういう悲しい事件の発生を減らすことが可能です。
一つのケースに複数の種類のワームを見やすく収納でき、保管することが、ワームケースの利点です。
メバリングワームを収納ケースで保管する際の注意点
多種類、多色のワームを混合しないように保管する
ワームは、柔らかい合成樹脂が主成分であり、さらに柔らかくするために使われているのが『可塑剤』です。
釣果UPのための企業努力の結晶とも言えますが、多種類のワームを一緒に保管しておくと、その可塑剤が混ざりあい、溶けることがあります。
混同しないように、仕切り弁があるワームケースで保管しましょう。
水分管理
実釣したワームは、海水を含んでいます。
ワームの成分には、生分解性のある物があり、根がかりをした際に海の中で溶け、自然に影響がでない仕組みとなっています。
ですが、ワームが海水を含むことで、生分解性の成分がワームケースの中で溶けてしまう可能性があります。
そのため、実釣したものとそうでないもので、分けることをおススメします。
帰宅後に洗い、きちんと水気をふき取ることで生分解を避けることができますので、再度ワームケースに戻すことができます。
メバリングのワーム収納ケースの選び方
サイズ
メバリング用のワームケースは、「スリムでコンパクト」の物をおススメします。
メバリングワームは、平均すると2インチです。
2インチとは、約5cm程ですので、ワームの中では小さい部類に入ります。
となると、大きくて、溝の深いケースを使用すると、かえって取り出しづらく不便となります。
手返しの良さを重視しましょう。
100均のジュエリー用の物で転用する方もいらっしゃいますが、溝が深いのでワームが取り出しづらくなるので、要注意です。
メバリング用、アジング用の物を用意すると解決します。
ジグヘッドケースと同タイプのサイズで統一すると、バッグの中が整頓しやすいで参考にしてみてください。
収納性
1軍ワームは、数種類+数色を常時持っていたいものです。
その数だけ収納ポケットを作成できる「仕切り板」があるものを選びましょう。
多くのメーカーから仕切り版を自由に組み合わせ出来るものが発売されています。
幾つもワームケースを持ちたくない!という方は、リバーシブルタイプがおススメです。
両面に収納スペースがついているタイプのワームケースです。
薄くても収納たっぷりなので、バッグの容量を使わず、手返しの良さも抜群です。
耐久性
どこのメーカーのワームケースもそこまで材質に表面上の変化はありません。
ここでいう耐久性は、開閉部のジョイント部分を指します。
ワームローテーションが多いジャンルの釣りですので、ワームケースもその分開け閉めが多くなります。
それにより、開閉部が壊れて使えなくなる物もありますので、ご注意ください。
きちんとロックができるタイプのケースを選ぶことが重要です。
加工
ワームプルーフ加工
ワームプルーフ加工は、ワームがケース素材と反応し、溶けてしまうのを防ぐ加工となっています。
特に、ワームプルーフ加工がされていない「塩化ビニール素材のケース」は、安定性、耐久性に優れておりますが、ワームを溶かす原因の一つですので、ご注意ください。
ワームがくっついてしまったり、変形することなく、長期保存を望むのであれば、メバリング用やアジング用と書かれた商品を手に取ることをおススメします。
密閉加工
匂い付き汁系ワームを使う方は、密閉加工が施されているケースをご使用しましょう。
諸説ありますが、魚の嗅覚は非常に優れており、視覚よりも嗅覚で餌を判断しているようです。
そのため、匂い付き汁系ワームはアングラーの強い味方になりえます。
しかし、液体がこぼれるとバッグの中が大惨事になりますので、注意が必要です。
ベタつきと取れない頑固な匂いで、軽くトラウマになるので、メイホウやエコギアから発売されている「専用容器」をつかうことをおススメします。
メバリングのワーム収納ケースおすすめ8選
【がまかつ 】LUXXE 宵姫スリムワームボックス(LE505)
ライトゲームコンテンツのLUXXE宵姫シリーズのワームケース。
コンパクトでスリムな設計となっているので、ランガンバッグに楽々収納できます。
驚異の1.6cmの薄さは、取り出しにも便利です。
ワームチェンジの際は、強い味方になることでしょう。
スタイリッシュで飽きのこないデザインも人気の要因です。
【DAIWA】月下美人ランガンケース(175 typeC)
ダイワの月下美人より発売されている、両面開閉型のワームケースです。
仕切り版が15枚ついており、自分に合わせたカスタマイズができる仕様となっています。
また、仕切り面の蓋には、ワームスリップ加工が施されているので、蓋にワームが引っ付き、他のポケットに移動してしまう心配がありません。
同型で3形状発売されているのでお気をつけください。
【reins】レインズ ランガンケース(1010W)
両開きで収納スペースもたっぷりなワームケースです。
ワームの種類にもよりますが、約20種類ほど収納可能となっています。
ということは、このワームケース1つで1軍、2軍のワームも収納可能なわけです。
蓋には、ワームスリップ加工がされているので、ワームが蓋に張り付く心配もありません。
シルバーのreinsのロゴがいい味出しています。
【メイホウ】VERSUS(VS-3020NS)
仕切り版が16枚付いていて、自由にカスタマイズすることが可能です。
25.5cmと大型のワームケースとなっていて、これ1枚で様々なワームをしまうことができので、使いたいワームが一目瞭然です。
2.8cmの厚みがあるものの、大容量の恩恵の前では些細なことかもしれません。
このお値段でワームプルーフ加工がきちんとされているので、長期保存もOKです。
【34】FREELYスリムケース(4589579011793)
アジングの巨匠、家邊克己さんがメイホウ社に作成依頼をし、巨匠の想いと共に開発された商品です。
ワームケースの無駄をとことん省き、その分ワームを入れるスペースにされています。
そんな容量大き目のケースですが、かなりスリムでコンパクト。
裏面に同じものを付けることができるようにジョイント部が設置されています。
1枚では容量が足りない方は、是非色違いで2枚組み合わせることをおススメします。
【アブガルシア】ルアーケース スリム(VS-3010NS)
仕切り板が12枚付いており、自由に自分が持っているワームサイズに合わせてカスタマイズ可能です。
ワームプルーフ加工、ワンタッチ式止具と最低限の機能は付いている、最もスタンダードな形のワームケースとなっています。
スリムボディーですが、ちゃんとワームを収納でき、バッグにもすっぽり入るので、どれを買うか迷うならコレ、という万人受けする商品となっています。
【TICT】スタメンケース(2513222)
この1枚で、自分の釣りのスタイルに合わせた「スタメン」が揃うケースです。
キャロなどを使用して遠投する時に使う小物類を入れられる小物リグパーツケースが2つ付いているのが特徴です。
実釣済みのジグヘッドなどを入れられるので、使い方はアイデア次第で広がります。
ワームスペースには、仕切り版であなた次第のカスタマイズが可能です。
その隣のスリットスペースにジグヘッドを刺しておけば、オリジナルランガンセットの出来上がりです。
【メイホウ】ワームケース( VS-L425)
3インチサイズのライトゲーム用のワーム収納に最適な液体が漏れにくい密閉型の容器です。
汁系ワームを使用するなら、持っておきたい一品です。
横にしても、縦にしても漏れない設計の蓋で「密閉性」を確保しています。
手に収まるサイズ感もコンパクトで、持ち運びにも便利。
それでいて大容量なので、ワームが変形し、釣果を落とす心配がありません。
まとめ
ワームケースを使うことで、整理整頓することができ、ワームローテーションがしやすくなります。
ワームを選びやすく、取り出しやすい状態になることで、釣果UPに繋がることは間違いありません。
自分のスタイルに合わせたワームケースを選んでみてください。