ロックフィッシュとは根を住処にする根魚のことで、ハタやメバル、カサゴやソイ、アイナメなどを指します。
それらを専門に狙うのがロックフィッシュゲームであり、磯などの玄人好みのハードロックと近場で気軽にできるライトロックに分かれます。
どちらにせよ、根の周りやストラクチャー周りを探索する釣りなので高感度なロッドであることが求められます。
今回はロックフィッシュもびっくりするような感度が良いロッドを特集します。
高感度ロッドを知ったら後戻りできないのでご注意ください。

- 釣り歴10年以上
- ライトゲーム愛好家
神奈川の海がメインフィールドになり、週2回以上釣りに行っています。 ライトゲームを主体としていまして、メバリングやガシリングを中心としたライトロック、アジング、チニングをメインにやっています。 釣れない時の悔しさも含めた「釣りの魅力」を少しでもお伝え出来たら嬉しいです。
感度が良いロックフィッシュロッドの特徴
感度の良いロックフィッシュロッドの特徴は、高感度素材が使われていることとバットパワーが強いことの二点が挙げられます。
一点目として、高感度素材には色々ありメーカーによって異なります。
例えば、チタンガイドや高弾性カーボンなどが挙げられます。
感度を上げる素材で付くらていたり、感度を補う素材が使わているかどうかがポイントです。
強度だけでなくセンサーの役割を持つ素材もあります。
二点目として、バットパワーがあることは、根に張り付かれても大丈夫なようにパワーがあることです。
ロッドの根元部分に力を溜めることができることは、魚を浮かす力が強くなることとなり、根に潜ろうとする根魚に対して真っ向勝負を持ちかけることができます。
感度が良いロックフィッシュロッドを使うメリット
地形の把握
感度が高いことで、海底の地形の把握が容易になります。
ロックフィッシュは根に潜み小魚や甲殻類を探しているので、根の周りを探索するのが一番効率が良いのですが、根がかりと隣り合わせでもあります。
複雑な地形は想像力で補填しながらになりますが、大まかな地形が手元に情報として伝わることで事前に根がかりを回避することができるのです。
ショートバイト
根魚のバイトには啄むように喰い切らないショートバイトの瞬間があります。
そんなショートバイトの時は感度が良くないと見逃しがちとなってしまいます。
フッキングに持ち込むことで強引なやり取りが可能となるロックフィッシュですので、その前のバイトを明確な情報として伝わることで「攻めの釣り」ができます。
操作感
感度が高いことで、ルアーの操作がしやすくなります。
リグがどんな状態なのかを正しく把握できるのでルアーのポテンシャルを引き出すことができます。
ボトムノックは着底していないと意味がありません。
その着底を感じ取ることができること、リグを持ち上げたときの水圧や水流を感じ取ることができることで完璧なボトムノックが完成します。
感度が良いロックフィッシュロッドを使うデメリット
飛距離
感度が良いロッドの多くは、硬いものが多くなり飛距離を出すことが難しくなります。
遠投することで誰にも触られていない楽園を探索できるのですが、飛距離を出すにはコツが必要です。
キャスト時の指離れのタイミング、垂らしの長さなどロッドによって全て異なるのですが、そのロッドの丁度良いセッティングを見つけてください。
練習や慣れが必要となります。
破損
ティップ部分は注意が必要です。
高感度にするためにティップ部分を細くする手法があり、細くなった部分は折れやすくなる場合があります。
根がかりの時はロッドを振り回すことで要らぬ負荷がかかり折れる場合があります。
ロックフィッシュゲームでは根がかりとの関係は切っても切り離せないものなんで、ロッドに負荷をかける外し方はやめましょう。
高単価
ロッドを硬くするだけであれば簡単に感度が高くなりますが、釣り竿としては使い物にならなくなります。
伝導率の高い素材を組み合わせ、粘りと強度を出し、力の掛かり方がアングラーにとって気持ちの良いものとなるまでに様々な試行錯誤を繰り返して世に出されています。
高単価になってしまうのでお小遣いアングラーには手が出にくいレベルのロッドも数多くあります。
感度が良いロックフィッシュロッドの選び方
種類
ベイト
ボトムに対するアプローチが高いロッドとなります。
リールから放出されるラインとロッドが平行になるように作られているので、リグの周囲の環境が伝わりやすくなっています。
起伏の激しい海底を丁寧に探索することができるので、ボトムに潜んでいるロックフィッシュと遭遇しやすくなります。
またラインも太いものを使うので、強引なやり取りが可能となり根魚と真っ向勝負を挑むことが可能です。
欠点としては飛距離が出にくい点で、高機能なリールを使うことで解消できる問題ですが、スピニングに比べるとどうしても飛距離が出ません。
スピニング
長所は遠投性能が高いことと初心者アングラーにも扱いやすいことです。
細いラインを使うことができるので飛距離を確保しやすくなります。
遠投することで誰にも荒らされていない場所を攻めることができ、擦れていない根魚の反応を楽しむことができます。
またスイミング性能が高いのでルアー操作が容易になります。
そしてライントラブルが少ない機構となっているので初心者アングラーでも安心して釣りを楽しむことができます。
ルアーを泳がせながらの横の釣りに強いロッドとなります。
長さ
6ft代
ライトロックゲームに向いている長さです。
ライトロックとはメバリングやガシリングなどのように近場の根を狙ったものを指します。
ライトゲームの一環なので手軽に安全に楽しむことができることが特徴です。
細身で感度の良いロッドが揃っています。
本格的な磯場に入るには長さが圧倒的に足りていませんが、ゴロタ場やマンメイドストラクチャーに住みついている根魚を狙い打ちするにはもってこいのロッドとなっています。
7ft~8ft代
ロックフィッシュロッドのセオリー的な長さとなります。
陸っぱりでもボートでも使うことができ、遠投性能にも優れている汎用性の高い長さです。
本格的な磯場やテトラでも使うことができるので、どんな場所に持って行っても大きな問題は避けることができます。
ルアーの操作性にも優れているので色々なリグを試すことができるでしょう。
特に8ft代のロッドはメーカーが一番多く発売している長さとなるので、選ぶ幅は一番多くなります。
迷ったらこの長さを基準に考えましょう。
9ft以上
大遠投可能なパワー系のロッドの長さとなります。
近場狙いではなく、遠くにある沈み根やブレイクラインを狙い大型根魚を対象とするレングスとなります。
擦れていない好奇心旺盛な根魚をパワーで引っ張り出してください。
取り回しがしにくいサイズであることと大きなアクションをしないとリグまで届かないことが欠点となります。
リフト&フォールでの誘いが有効となるので、大きくリフトし、フォール時は集中してください。
硬さ
UL~L
ライトロックシーンで使いやすい硬さです。
ライトロックは最大でも30cm程の根魚を狙うジャンルであり、近場に生息するメバルやカサゴを狙う釣りです。
小さくても根魚はパワーがあるのでロッドの硬さが必要となりますが、繊細なアタリを感じ取れる感度の良さも必要となります。
ロックフィッシュの中では一番柔らかい部類ですが、ライトロックでは充分な硬さとなります。
硬さ以上に感度の良さが求められるライトロックなので、細身で繊細な硬さを維持している部類となっています。
ML
ロックフィッシュシーンの王道の硬さはMクラスです。
軽めのリグから重めのリグまで使うことができる硬さとなっているので、急にドン深になっている場所にも手が届く硬さとなっています。
遠投性にも向いている硬さとなっているので、陸っぱりから飛ばして誰も手をつけていないオアシスに潜んでいる根魚にアプローチが可能です。
しかも感度の良さとのバランスを保つことができる硬さなので、遠投をしてもリグの周囲の地形をビンビンに感じることができ、繊細なアタリにも反応することが可能です。
MH
ベイトロッドのメインの硬さは、MHとなっており若干硬めの設定となります。
ハタ類やアイナメ、ソイといったハードに潜る動きをする魚にも対応できる硬さとなっているので、狙う魚種は増えます。
硬くなることで遠投性能は落ちてしまいますが、感度が下がることがないのでショートバイトを確実に捉えることができます。
高感度素材
ガイド
ガイドはロッドに取り付けられているラインの通り道です。
そのガイドの素材をチタンにすることにより、感度が段違いによくなります。
ルアーの命綱がラインとなるのですが、そのラインから得られる情報をガイドが集約しています。
そしてガイドからロッドに伝わり、アングラーの手元に送られてくるのです。
マニアックな話になりますが、ガイドの素材に拘ることが感度の良いロッドとなるのです。
高弾性カーボン
強く硬く折り畳むことで軽さと感度の良さが発揮される素材がカーボンとなります。
力の伝導率が高い素材でもあり、各メーカーは独自のカーボンの開発に昼夜勤しんでいます。
各メーカーが誇るカーボンを惜しみなく使うことで感度が良く、強いロッドが出来上がります。
感度が良いロックフィッシュロッドおすすめ10選
まとめ
ロックフィッシュゲームは、根がかりが多く難しい、と言われますが、感度の良いロックフィッシュロッドがあればさほど難しくありません。
色々な場所で展開できるジャンルなので、是非紹介したロッドを持って始めてみてください。
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