カヤックフィッシングをするにあたり欠かせない道具の一つに「パドル」があります。
しかし、近年はさまざまなメーカーから異なる種類のパドルが販売され、「何を基準に選んだらよいか分からない」との悩みを抱えてある方も多いかと思います。
筆者自身、カヤックフィッシングを始めたての頃は、同じような悩みを抱えておりました。
そこで、今回は「材質」「形状」「価格」の観点から筆者おすすめの「カヤックフィッシングパドル」をご紹介したいと思います。

- 釣歴10年
- カヤック愛好者
カヤック(プロフィッシュ45)からの海釣りを得意としています。 カヤックフィッシングの魅力を皆さんに発信していきたいと思います。
カヤックフィッシングに適したパドルの特徴
名称
パドルの水をかく部分のことを「ブレード」、漕ぐ時に手に持つ部分を「シャフト」と呼びます。
また、舵を取るために握る部分を「グリップ」といいます(シングルブレードのみ)。
種類
シングルブレード
カナディアンカヌーやSUPで使用する形状のパドル。
シャフトに1枚のブレードが付き、反対側にはグリップが取り付けられているのが特徴。
ダブルブレード
カヤックで使用する形状のパドル。
シャフトの両端に左右1枚ずつのブレードが付いている。
グリップは付いておらず、パドルを左右に漕ぐ際の力加減で舵を取るのが特徴。
カヤックフィッシングでパドルにこだわるメリット
疲労軽減
カヤックフィッシングでは自分自身が船のエンジンとなり、体を動かさなければなりません。
そのため、できるだけ軽量なパドルを選ぶことにより、体力的な負担を軽減できます。
カタログ上では「たった数百グラムの差」と思われるかもしれませんが、長時間の海上での移動ではその差が大きく感じられます。
スピードUP
良いパドルは重量の他にも「ブレードの形」「ブレードの角度」にもこだわって作られています。
そのため、「一度に多くの水をつかめること」や「風の抵抗を受けにくい」などの特徴がありスピードの向上につながります。
海上は予想だにしない出来事のオンパレードです。
急に波風が強くなり身の危険を感じることや、突然ナブラが沸き、予期せぬチャンスが巡って来るといったことも珍しくありません。
そのような時、スピードが出せないパドルでは対応が後手に回ることは言うまでもありません。
安心感が得られる
カヤックフィッシングは自然を相手にする遊びです。
そのため、出航前にどんなに天気予報をチェックしていたとしても、予報が外れることも多々あります。
「風が強くて全然前に進めない…」このような経験をされたアングラーの方も多いのではないでしょうか。
このように心が折れかけた時、頼りになるのが高性能なパドルです。
高性能なパドルは単に軽量なだけではなく、ブレードの角度を変えることで風の抵抗を軽減させるような工夫も施されています。
「このパドルなら少々の波風でも大丈夫!」
自身がそう思えるパドルを使うことで心の余裕が生まれ、海上での予期せぬ事態にも安心して対応できることでしょう。
カヤックフィッシングに適したパドルの選び方
材質
カーボン
中~上級者へおすすめのパドル。
パドルに使われる素材の中では最軽量にあたるため、疲れにくく、強度も強い。
そのため値段は3万円以上と高価なものが多い。
また、破損時の予測ができない(突然バキっと割れる)ため、予備パドルは必須。
グラスファイバー
中級者へおすすめのパドル。
カーボンよりも少し重たくはなるが、軽量でコストパフォーマンスの高いものが多い。
耐衝撃性能はカーボンよりも高く、適度な「しなり」があるため体への負担も少ない。
プラスチック
初心者~中級者へおすすめのパドル。素材の中では一番重たい。
しかし、強度が最も強く、少々乱暴に扱っても割れる心配は少ない。
価格も安価なものが多く、購入しやすい。
シャフトの形状
ストレートシャフト
一般的な直線の形状。
操作がしやすい反面、手首への負担が大きくなり長時間の使用では手首を痛めるリスクがある。
収納面ではカヤック上に真っ直ぐ置くことができ、他の作業の邪魔になりにくい。
ベントシャフト
握る部分に角度がついている形状。
角度をつけることにより手首への負担が軽減され、長時間の運動でも手首を痛めにくい。
筆者もベントシャフトを愛用しているが、その効果は絶大。
ただし、ストレートシャフトに比べると、やや値段が高くなる傾向にある。
ブレードの形状
ナローブレード
横に細長い形のブレード。
一漕ぎの力が少なくて済むため、「力に自信のない方」や「長距離移動を多くされる方」へおすすめ。
自転車でいう「軽いギア」で進むようなイメージ。
ワイドブレード
幅の広い形のブレード。
一漕ぎには大きな力が必要なため、「体力に自信がある方」や「スピードを重視する方」におすすめ。
自転車でいう「重いギア」で進むようなイメージ。
カヤックフィッシング用パドルおすすめ10選
まとめ
パドルは使われている素材が、そのまま価格に反映されやすい商品と言えます。
初心者の方は、まずは、長さや角度調整ができるパドルを選び、自分にピッタリな規格を見つけ出すことをおすすめします。
今回ご紹介した商品を参考に、自分のレベルに見合ったパドルを選び、カヤックフィッシングライフを満喫して下さい。
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