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チニングのスピニングロッドおすすめ12選!長さや硬さの選び方!

チニングとはクロダイやキビレと言った「チヌ」をルアーで狙う釣法です。

チヌは日本全国に生息している身近な魚で、季節関係なくルアーで簡単に狙えることや、トルクのある引きの強さから人気上昇中です。

最近では専用ロッドが増えてきました。

増えたことにより適したロッドはどれか悩むアングラーも多くなっているので、今回はチニングに適したスピニングロッド特集をやります。

すぐに欲しくなってしまうラインナップとなっているので、参考にしてみてください。

タップできる目次

チニングに適したスピニングロッドの特徴

チニングに適したスピニングロッドの特徴は、高感度ティップであること、バットパワーがあること、遠投性能が高いことの三点が挙げられます。

高感度ティップは、チヌの繊細なアタリに対しアングラーの強い味方となってくれます。

また周囲の環境を察知する能力があるので、根がかり回避に役立ちます。

チヌの引きはトルクフルでチニンガーの心を離しません。

そんな引きの強さに負けない強靭なパワーを支える太目のバットが必要です。

最後に遠投性能ですが、スピニングリールの有用性を活かし、細いPEラインを使って広範囲にチヌを探ることが出来ます。

三点の特徴を持ったロッドで戦うと有利に戦うことができます。

チニングでスピニングロッドを使うメリット

細いPEライン

スピニングは細いPEラインを使うことができます。

細いPEラインを使うことにより感度の上昇と飛距離UP、ルアー操作性UPというメリットがあるので、是非使いたいものとなります。

小さいリグでも素直に扱うことができるので、チヌに対し違和感を与えることなく喰わすことができます。

飛距離

スピニングは飛距離を確保することが可能です。

遠投性に優れているので、チヌに気付かれることなく狙うことが可能となります。

また、広範囲でチヌの居場所を探ることができるのでチヌとの遭遇確率を増やすことができます。

オープンエリアであれば、ブレイクラインや沖に点在する根、河川の場合は対岸を狙うことが可能となります。

トラブルレス

スピニングロッドはスピニングリールとセットで使用しますが、スピニングリールはラインがスムーズに放出されるので、ライントラブルが激減します。

ラインが必要以上に出ない仕組みなので、ストレスフリーに使うことができます。

ベイトリールはサミングを覚えないと扱いが難しいので、初心者アングラーはスピニングリールから始めることをおすすめします。

巻きのアクション

スピニングロッドは巻きのアクションをかけやすいのでトップチニングに向いています。

特に夏場は温度の高い表層にチヌが浮いている場合が多く、そこにポッパーやミノーを投げ込むことで喰ってきます。

その際にドッグウォークやジャークという動きをかけるのにスピニングロッドは向いているので、誘いやすいロッドとなります。

チニングでスピニングロッドを使うデメリット

手返し

キャストする際に、ベイトはワンタッチでラインが出る仕組みとなりますが、スピニングの場合ラインを指で抑え、スプールを開ける作業をしてからキャストに移ります。

ルアーが手元に戻った時にこの2回多い工程を繰り返すことになります。

「たかが短時間の2工程」と思われるでしょうが、ベイトの手返しの良さを味わうと若干のストレスとなります。

キャスト精度

スピニングはロッドと平行してラインが出ているわけではありません。

仕組みとして張り出したところからラインが出るようになります。

またラインが指から離れるタイミングによって投げる角度が変わります。

これらの要因からキャスト精度がベイトに比べると落ちてしまいますので、狙った場所にキャストできるまで練習が必要です。

チヌとの綱引き

スピニングは必要以上の負荷が掛かった場合にラインが出る仕組みとなっています。

それにより魚に主導権を与えることになりやすいのです。

また、スピニングの場合は細いラインを使うので、チヌの綱引きの時に注意が必要です。

最近のラインは細くても強いラインが多いので問題ないのですが、走られて根に潜られてしまうと根ズレからラインを切られてしまいます。

チニングに適したスピニングロッドの選び方

長さ

6ft後半

近距離用のタイプです。

硬めのメバリングロッドや柔らかめのバスロッドでチニングする際はこの長さが多くなることでしょう。

取り回しがしやすいので、足場が低い場所や振りかぶることが難しい小場所では使いやすい長さとなっています。

チヌは案外近くにいるのでゴロタや牡蠣殻などのストラクチャー群を狙うのには向いています。

しかしチニングにおいて、この長さの多くはパワー不足に悩まされる場合があります。

フッキング後のファイトに時間をかけながら獲ることを覚悟しておくと心の準備ができるかもしれません。

7ft代

チニングにおいてスタンダードな長さです。

取り回し、パワー、ルアー操作性のバランスが良い長さとなっています。

7ft代後半の長さとなればどんな場所でも使うことができるので、汎用性が高くなります。

テトラや磯などの足場の高い釣り場、河川敷や堤防などの足場の低いエリア共に使用可能です。

また、ストラクチャーのアタックもできるので小場所での使用も辛くありません。

逆にオープンエリアでミノーやジグを使った遠投も可能となるので、チヌの居場所の特定に有効です。

ルアーの操作がしやすい長さなので、柔らかいティップを上手に使ってチヌを誘いましょう。

8ft代

パワーに優れた長さとなっています。

比較的硬く、太い竿が多くなる長さなので、チヌの取り込みは楽になります。

遠投性能にも優れているので、ブレイクラインや沖にある根にいるチヌを狙うことができます。

また足場の高い釣り場でのチニングがしやすくなります。

ただし、短いロッドに比べると取り回しがきつくなるので扱いには注意が必要です。

オープンエリアでの使用に向いているので、近距離での釣りよりも遠くを狙うことで効果は発揮します。

硬さ

L

10g以下のリグを扱うのに適した硬さとなっています。

ロッド全体が柔らかいのでルアーの操作性が高くなり、アクションがかけやすいのが特徴です。

特にミノーやポッパーといった比較的軽いリグに効果を発揮します。

ドッグウォークやスプラッシュなどのタイミングが重要なアクションをティップワークで可能となります。

ティップの使い方をマスターすることによりチヌの枚数が変わってくるので、練習してみてください。

誘って獲る楽しさが味わえる硬さとなっています。

ML~M

10g以上のリグの操作がしやすくなります。

MLクラスはチニングの基本の硬さとなっており、ロッド全体が硬いのでボトムコンタクト性能と遠投性能が向上します。

硬くなる毎に背負えるウエイトの幅が広がります。

重めのジグでブレイクラインや沖の根元に投げ込むことが可能となるので広範囲でチヌを探すことができます。

また、ズル引きがしやすい硬さでもあり、根に対しての情報を得やすくなります。

硬くなることによりフッキング力も向上するので、チヌの繊細なアタリに対し積極的にかけ、バラすことなく岸に寄せることが可能です。

バット

ロッドの根元からリールまでの部分を指します。

太ければ太い程、魚の引きに対して強くなります。

チヌの引きは三種類あり、横走り、ストラクチャーに寄る、根に潜る、となっています。

海底の状況により行動は分かれますが、どの引きもトルクフルで強引なものとなっています。

その引きに対して、リールを支点としたテコの原理が発生します。

バット部分にパワーがあることはチヌの引きに負けず、浮かす力が働くので、ファイトを有利に進めることが出来ます。

最終的にはロッド全体のバランスでバットの太さが決まるので太ければ良いわけではありませんが、太いものを選びましょう。

テーパー

ファーストテーパー

ロッドの先側3割の部分から曲がる設計のものです。

ティップワークでルアー操作を行いやすく、瞬間的なフッキングができる調子となっています。

最近のチニングロッドは、チヌの繊細なアタリに対して素早く貫通するようにフッキングできるようにファーストテーパー気味に作られることが多くなっています。

繊細なティップワークができ、根がかりもティップを大きく跳ね上げることで回避できることはチニングにおいて強い武器になります。

レギュラーテーパー

ロッドの先側5割の部分から曲がる設計の調子をいいます。

胴調しや本調子と呼ばれ、ルアーの重さをロッド全体で受け止めて飛ばすことができるので、遠投性に向いています。

そのためオープンエリアでのチニングに向いており、広範囲でチヌの居場所を探るのにもってこいのロッドです。

また、チヌとのファイトではロッド全体でトルクフルな引きの力を受け止めることができるので、真っ向勝負することが可能です。

キャストのしやすさやチヌとの小細工なしの駆け引きを楽しめるので、ティップワークに慣れていない初心者アングラーにおすすめです。

ティップ

チューブラティップ

ロッドの先まで同じ素材で作られており、中身は空洞となっている仕組みのティップです。

高感度となるので、繊細なアタリを判別することができ、アングラーの腕次第でフッキングに持ち込むことが可能です。

掛け調子とも呼ばれ、釣りの醍醐味の一つであるフッキングをアングラーの意思で行うことができます。

チヌの啄む繊細なアタリに対してフッキングできるかはアングラー次第です。

決まるとこの上なく快感と達成感を得ることができるのですが、フッキングができるようになるまで鍛錬が必要となります。

ソリッドティップ

ティップ部分のみ別の素材を組み合わせて作られており、中身が詰まった仕様となっています。

高感度素材に変更することにより、繊細なアタリに対して竿先が跳ね上がり、オートでフッキングが決まります。

繊細なアタリの代表例としてはアジの吸い込みやチヌの前アタリが挙げられます。

それらのアタリに対して非常に効力を発揮してくれるので大変便利です。

オートフッキングは瞬間的に鋭いフッキングを行ってくれるので、チヌの硬い口を貫通してくれるのです。

アタリの判別やフッキングのタイミングに対し慣れていない初心者アングラーにおすすめしたいティップです。

チニングのスピニングロッドおすすめ12選

シマノブレニアス エクスチューン(S76M)

シマノ社から発売されているチニングロッドのハイエンドモデルです。

ロッド全体に張りがありパワーに溢れているので、チヌの前アタリから積極的に仕掛けることができます。

瞬時に突き刺さるようにフッキングするのでバラシの軽減にも繋がっているので、チヌとの壮絶なファイトを楽しむ余裕をもたせてくれます。

シマノブレニアス(S78L)

チニング専用機としてミドルエンドの位置にあるブレニアスですが、2022年まではハイエンドモデルでした。

エクスチューンの登場によりハイエンドの地位ではなくなりましたが、ボトムコンタクトやトップウォーター、はてまたボートシーンでも活躍するモデルです。

しなやかなティップと強靭なバットのバランスの良さは、まさにブリームロッドの王道と言えます。

シマノブレニアス BB(S78ML)

ブレニアスのハイコストパフォーマンスモデルです。

軽量リグを軽快に扱えるようにチューニングされたフィネスモデルとなっています。

フォールでの喰わせ、トップウォーターでのドッグウォークなど多彩なアクションを可能としているので、アングラーの引き出し次第で使い勝手が最高に良くなるロッドとなっています。

シマノソルティーアドバンス (S76M)

シマノ社が初心者アングラーに向けて作ったエントリーモデルです。

様々な魚種に対応できるように多くのラインナップが用意されている中の一つです。

チニングに対応できるように設計されているロッドとなっており、初心者モデルとは思えないほど本格的な作りとなっています。

練習用としての1本ではもったいないので、慣れてからも汎用性の高いロッドとして活用してください。

ダイワ SILVER WOLF MX(76ML-S)

淀川スタイルの定番モデル「シルバーウルフ」のミドルエンドモデルです。

MLクラスですがハードソリッドティップが採用されているので、Mクラスと同等の硬さをもっています。

7g程度のリグを投げるとしっくりくるモデルとなっており、フリーリグを多用する「淀川スタイル」を体現しているモデルです。

チヌとの真っ向勝負する気合の入った硬派なロッドとなっています。

ダイワSILVER WOLF(73ML)

シルバーウルフシリーズの原点ともいえるモデルです。

このシリーズが最初に発売され、年々進化を遂げていきました。

チニング初心者にも扱いやすいスペックとお値段となっているので、チニングロッド兼万能ロッドとしても使うことができます。

張りのあるソリッドティップを採用しているのでフッキング力に定評があります。

ダイワCHINING X (76ML)

Xシリーズは様々な魚種の専用エントリーモデルとしてダイワ社から発売されています。

若干のパワー不足、張りが少ないなどの声はありますが、初心者アングラーがチニングを始めるにはお釣りがくるほどの価格とスペックです。

ハイコスパモデルとしては非常に有能で、キャストやルアーに慣れていないアングラーがステップアップするまで使うことを考えたら、お得なロッドとなっています。

メジャークラフト3代目 クロステージ 黒鯛(CRX-S782ML)

メジャークラフト社から発売されているチニングミドルエンドモデルです。

弾き過ぎないソリッドティップと強靭なバットパワーを見事に融合させたモデルとなっており、軽量リグを軽快に扱うことに長けています。

7gから10gのリグを投げると振り抜き感が爽快なモデルとなっています。

エキストラファーストテーパーなので、前アタリから積極的に攻めてください。

アブガルシアSALTY STAGE KR-X 黒鯛 (SKS-712L-KR)

アブガルシア社から発売されているミドルエンドモデルです。

全体的に張りのあるロッドとなっており、曲げて獲るというよりも積極的にチヌとの綱引きを楽しむモデルです。

ルアーアクション性能に優れており、トップウォーターで大活躍するでしょう。

ドッグウォークやスプラッシュに慣れていないアングラーでもティップを振るだけでアクションができるので楽しく使えます。

テイルウォークSSDマイクロゲーマー(S70UL)

テイルウォーク社から発売されている万能系ライトロッドです。

ルアーウエイトが16gとなっているので、チニングのリグはほぼ扱えます。

ULクラスなのでパワー不足となりますが、ロッドワークとドラグ性能で乗り切りましょう。

よりヒリヒリしたファイトを楽しみたいアングラー向けのロッドです。

ロッド全体にしなやかさが強いので、曲げて獲ることを意識してください。

アピアグランデージ ライト(76)

チニングをライトゲームの延長として捉え、バーサタイルロッドとして昇華したモデルです。

柔らかくしなやかなティップと充分なパワーを誇るバットをライトゲームロッドに取り入れています。

身近にいる魚を1本のロッドで全て獲ることを考えた欲張りなロッドとなっています。

ライトゲームロッドだけあって軽量性は見張るものがあります。

ヤマガブランクスブルーカレント(85TZナノオールレンジ)

メーカーHPの魚種欄には、「何でも」と記載されているバーサタイルロッドです。

チニングにしては長めと思うアングラーも多いかもしれませんが、バットパワーが相当強いので魚が気付かないうちに浮かされてしまいます。

また、ティップの収束性能も高いので、元に戻ろうとする力が、魚を浮かすアシストとなっています。

まとめ

チニングは手軽で簡単に始めることができる釣りですが、引きの強さや奥の深さから抜け出すことができなくなる釣りでもあります。

スピニングロッドはトラブルレスでチニングができるので、早速始めてみましょう。

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